Crisisが物申す!

MOの放送内で話しきれない裏話やサイドボード解説などをちょこちょこ載せていく形にします。備忘録代わりにご覧ください

君はバーンを知ってるか? Vol1

目次

1.苦悩

2.邂逅

3.思考

4.解説

 

1.苦悩

突然だが、僕はストームが大好きである。

見知らぬ人間の性癖など興味はないかもしれないが少し立ち止まって聞いてほしい。

 

あのぶどう弾を相手に打つ時の感覚。

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たくさんのゴブリンと戯れる一時。

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幸福という単語はこのために生まれてきたと言っても過言ではない。必死にけちの贈り物を悩んでいる相手を見ながら思わずワクワクが止まらない(何を選んでも同じなため)。そんな私もGP香港に出るためストームを日々鍛錬していた。その時MOのレートを見ながらふと考えたのである。

 

「このデッキ最強なんじゃね?」と。

 

実際リーグは負け越しはほぼなく、チェストは私の資産を増やし続けていた。このままでは、MOCSもぬけて夢のプロツアーにも参戦。。GP香港も優勝やで。。。とまぁ夢を膨らませていた。

 

しかし、やはり現実は甘くないのである。

 

MOCS

ジャンド 2-1

呪禁オーラ 2-1

ミラー 0-2

BG 2-0

タイタンシフト 2-0

親和 0-2

4-2

 

モダン難しいぃぃぃ!

 

4-2と聞くと悪くは無いように感じるが期待度とは乖離があるためいずれにしても反省は必要である。MOCS参加前はたしかに勝っていた。いや、勝ち続けていたという方が正しい。このことは曲げようのない事実である。

 

もしかすると、今回はリーグよりも高いレベルの人間に偶然当たっただけかもしれないがGPの上位宅にはこれ以上うまい人間がゴロゴロいる。つまりそれは言い訳にはならないのだ。

 

私は自信を失ってしまいパウパーたのちぃ!などとモダンから目をそらしてMOをゆるりとしていた訳ですが、カード整理をしていた時ふとかつての相棒が僕を見つめていたのである。。

 

2.邂逅

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【僧院の速槍】「僕だよ!」

 

【僕】「バーンやん。。。」

 

テンションが低いのには訳がある。ストームが好きという時点でお察しかもしれないが僕はうまぶれるデッキが大好きなのである。バーンはどうも肌に合わないような気がしていたのだ。パーツはそこそこあるものの揃えるのは少し面倒と感じていたのだ。

 

しかし、食わず嫌いは良くない。とんねるずも言っていた(言ってない)と子供ながらに記憶している。

 

というわけでかつての女と寝る(バーンを回す)ことになったのである。

 

(ちなみに、僕はタルキール覇王譚から始めた僕が初めて触ったデッキが赤単なため思い入れがあるのだ。。この話は長くなるのでまた後日にしたいと思う。。)

 

3.思考

茶番は過ぎ去りやっとバーンの実践的な解説が始まる訳だがサイドボードガイドはもう少し待ってほしい。まずバーンというアーキタイプの解説から入っていきたい。

 

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バーン・・・【ゴブリンの先達】のような軽量クリーチャーを12~14枚に【稲妻】のような本体火力呪文を24~27枚が入ったデッキである。

 

「バーンって本体火力押し付けてるだけやないかい!」と思った人もいるだろう。そう。そのとおりだ。しかし、利点もかなり多くある。

 

1.マナコストが2マナまでのカード(裂け目の稲妻は1マナ換算)のみで構成されているので土地1キープで勝つことが出来る。

 

2.火力呪文の特性上盤面の状態は関係なく、最速3キルも狙えるという速さもある。

 

3.火力呪文は不要牌となるマッチが少なく安定した立ち回りが常に出来る。

 

なにこれ、めっちゃ強いやん。。。

うち、感動や。。。。

 

キープとマリガンに関してだがこれは世間でも言われてるルールを守ればいいのでわざわざ書き表すほどのことはないだろう。

 

通説では先手土地1と土地4はマリガンと言われている。このルールだけはしっかり守ろう。

 

しかし、僕は先手土地1であろうと1マナ域の枚数によってはキープするし後手だろうが土地1に2マナ火力ばかりならマリガンする。ようは己の本能に従うのが板なのである。

 

4.解説

ここからは僕が今使っているリストを見ながら実戦編を語っていこう。

 

4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《乾燥台地/Arid Mesa》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
2《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
3《山/Mountain》

Land 20


4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》

Creature 14


4《稲妻/Lightning Bolt
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《ボロスの魔除け/Boros Charm》
4《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
2《頭蓋割り/Skullcrack》

Spell 26

 

サイドボード
2《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2《粉々/Smash to Smithereens》
2《破壊的な享楽/Destructive Revelry》
2《流刑への道/Path to Exile

2《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2《頭蓋割り/Skullcrack》
2《灼熱の血/Searing Blood》

1《跳ね返す掌/Deflecting Palm

 

これが私が使用してるバーンのレシピだ。まだ50マッチ程度しかこなしていないため確証はないが比較的良いレシピなのではないかと自分では思っている。

 

世間一般のリストと同じである。特にビックリドッキリメカを積み込んだ自覚もない。バーンは最初に述べた通りある程度の型が決まっているため特段変わったカードは採用しにくい。だが、少し話しておきたい部分もある。

 

☆《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》の採用。

これは間違いなく2枚メインに枠をさくべきである。まず、起動コストの面だがこのデッキは1、2マナをメインに構成しているため通常のデッキが運用するこのカードよりも圧倒的に起動しやすい。起動し始めるとクリーチャーデッキのブロッカーは死滅し一気に優位にたてるだろう。コントロールデッキ相手にしても最悪本体火力にはなるためそこまで悪いカードではない。

次に、《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Grate Revel》を展開している際の火力として自分のライフを顧みずに火力を打てる。この状況になると相手にスペルを使わせるのを躊躇わせることが出来るのだが同時にこちら側がスペルを打つのにも躊躇してしまう。しかし、このカードは起動型能力で火力を打つことが出来るため、ライフ損失なくライフを削りきることができるのである。

だが、複数枚運用することはリソース的にも厳しいため採用は2枚に留めている。環境が変わろうともこれ以上の採用は難しいだろう。

 

☆火力呪文の選択

これは《頭蓋割り/Skullcrack》以外は4枚にするのが良い。なぜならこの呪文がデッキに入っている火力呪文の中で最も弱いからである。回復するデッキが台頭してきた場合は3枚目がメインに採用されるだろう。

《稲妻のらせん/Lightning Herix》と《焼尽の猛火/Searing Blaze》は4枚採用されていないリストはあるがこれは間違いなく4枚ずつである。

前者は前のめりなこのデッキに珍しく防御的にも運用できるカードで相手のライフ計算を狂わせながらライフを削ることが出来る万能なカードである。

後者は対して攻めのカードとしては最高峰である。このデッキは軽いマナ域で構成されている反面、裏を返せば遅いゲームは苦手ということである。最序盤にタフネスの高いクリーチャー展開されるとそのクリーチャーに火力を打たざるを得ない場合が存在するがこのカードはブロッカーをどけながら本体まで狙える絶好のカードである。たとえ、親に縁を切られようが4枚採用をお願いする。

 

サイドボーディングもこの記事に記入しようとしたが文字数があまりに長くなりすぎるのでまた戦績分析も添えて別途記載したいと思う。今日はここら辺で。次回の放送でお会いしましょう。。。